アメリカに限らず、海外転勤・留学などするにあたって考えなければいけないのが、円をどうやってドル(または現地通貨)に変えるか・送るかということです。

いろいろな方法がありますが、手数料や両替レートが異なり、手元に残るドル$が大きく変わってきます。こんなところで、損はしたくないですよね。


トランスファーワイズとは?


トランスファーワイズは、日本を含む世界各国間での通貨のやりとりを仲介するサイトです。今回の記事では、ほしほしが全力でおススメする両替・送金方法、トランスファーワイズ(transferWise)というサービスの凄さをご紹介します!!

とにかく格安で両替・送金できる

送金と聞くと、お金を預けている銀行(三菱UFJ、みずほなど)からそのままアメリカの銀行にお金を送る方法が一般的かと思います。
しかし、銀行で換金すると、知らない間に諸々の手数料が上乗せされ、かなり損。対して、トランスファーワイズなら、驚くほどお得な手数料での送金が可能です。

①手数料が格安!

そもそも銀行を介して両替・送金する場合は、両替する金額に加えて、「送金手数料(送金銀行でかかる手数料)」と「中継銀行手数料(送金時に中継する銀行が徴収する手数料)」の2種類の手数料を追加で支払う必要があります。かつ、現地の受取先銀行で「受取銀行手数料」が発生する場合もあります。合計すると、見えないところで結構痛い出費です。

大手銀行を例に、日本からアメリカに1000ドル送金する場合の手数料を以下にまとめてみました。
銀行名
送金手数料
中継銀行手数料
ゆうちょ銀行
2000円
中継銀行によって送金額から差し引かれる可能性
みずほ銀行
5000円
2500円
Rakuten楽天銀行
750円
1000円
りそな銀行
6000円
2500円
ソニー銀行
3000円
3000円
出典:トランスファーワイズの比較ページ

ご覧の通り、大変な出費です。トリッキーなのは、楽天銀行などは送金手数料が安いことをうたっていますが、実は中継銀行手数料が高く、かつ後でご紹介する為替レートも不利なため、結果的に多くの追加料金を払うことになります。

トランスファーワイズなら、送金手数料は$1000の場合930円、中継銀行手数料は0円と、銀行に比べて大変お得です。

②実際のレートそのままで取引が可能

為替レートに不利も有利もあるの?と思われたかもしれません。が、しかし!銀行の両替サービスで適用される為替レートは、実際にマーケットで売り買いされている為替レートに上乗せで、「為替手数料(通貨を両替する銀行に支払う手数料)」が加算されます。先ほどさんざん手数料の話をしましたが、それに加えて、です。4つめの手数料です。

つまり、銀行で両替する際には、実際のレート(ネットで検索して一番上に出てくる、いわゆる外国為替レートというやつ)よりだいぶ不利なレートで換金される仕組みになっているのです。
2020年2月14日時点の実際のレートは1ドル109.89円ですが、
銀行レートは1ドル112.89円と、かなり割高になっていることがわかります。
この為替レートの差、為替手数料は「隠れ手数料」とも呼ばれています。総金額が大きくなると取られる手数料も大きくなっていくので、非常に厄介です。

トランスファーワイズでは、両替手数料が0円となり、実際のレートそのままで両替・送金が可能となります。
安くなったときに隙をみて送金できます。

さて、ここまでご説明した各種手数料の合算すると、TransferWiseは銀行よりも大変お得です。
以下の表は、TransferWiseのホームページでリアルタイム比較を行った結果ですが、ここまで読まれた皆さんには、この表からTransferWiseの凄さが伝わるのではないでしょうか。
「送金手数料」には、送金手数料だけでなく銀行仲介手数料も含まれているようです

どうしてそんな安いの?

トランスファーワイズの仕組み

トランスファーワイズは世界59か国に対応し、約600万人のユーザーに利用されている画期的な国際送金サービスです。実は、日本の三井物産も出資しているんだとか。

何がそんなに画期的なのかというと、トランスファーワイズのサービスは、対応する国すべてにおいて、自社の口座を持っています。送金する国、受取する国の両方の口座をうまく活用することで、実際には両替せずにお金のやり取りが可能です
そのため、先ほど説明した余計な手数料を取られずに、格安な取引が可能なのです。

もうちょっとわかりやすく・・・

具体的な仕組みはこんな感じです。
①日本から送金する場合:利用者が日本円をトランスファーワイズの日本口座(三菱UFJ銀行の口座です)に振り込む。
②トランスファーワイズは自社日本口座に日本円を受け取ったことを確認。
③トランスファーワイズは自社米国口座から、両替相当分のアメリカドルを、利用者の米国口座に振り込む。

どういうことかというと、アメリカにいる「米ドルを日本円に替えたい」人の米ドルと、日本にいる「日本円を米ドルに替えたい」人の日本円を交換しているのです。
実際に「両替」というステップを介していないことから、それに関わるコストが一切発生しないのです。これは画期的ですね!

手続きはネットで簡単、送金日数も迅速

なぜそんなに早いの?

銀行から海外送金する場合は、国際的な金融機関のネットワークである国際銀行間金融通信協会を通して送金されます。つまり、銀行間(1回の取引で1~3の銀行を経由するようです)の受け渡しにかかる事務的な作業に時間が必要となり、4~6日程度かかってしまう場合があります。

TransferWiseは実際には両替をせずにお金の受け渡しをしているため、そういった事務手続きが不要です。

具体的にはどうすればよい?

手続きは、以下の3段階だけ。
TransferWiseのアカウントを作成し、送金先の銀行口座を登録する。
②ウェブサイトで送金手続き。下の画像のような画面で、金額・通貨を指定して、「送金する」ボタンをクリックするだけです。
③ご自身の口座からTransferWiseの日本口座(三菱UFJ銀行)に振り込む。

それだけで送金準備は完了です。振り込み完了するとすぐに受領メールが届くので、その後1~2営業日で送金が完了します。

実際に2月22日(土)に日本円を米ドルに両替・送金した場合を見てみると、週明けの25日(月)には着金する予定です。すぐに米ドルが必要!となったときに、素早く使えて超便利ですね。
送金画面に着金予定が表示されます


いかがでしたでしょうか。
海外で生活するうえでは不可欠となる、日本円からの両替・送金。「手数料」などで損しないように、TransferWiseを是非ご活用ください!

(ほしこ)