こんにちは。ラスベガスが趣味のほしたろうです。

高級ホテルがひしめくラスベガスですが、それぞれの建物は見かけ以上に巨大です。「ちょっとあそこに見えるホテルまで」と思っても、サイズから距離感が狂ってしまうので、歩いてみると30分近くかかったりします。

「移動は常にウーバーだぜ!」という方もいらっしゃるかとは思いますが、今回はラスベガスの安くて現実的な交通手段である、RTCバスについて勝手にご紹介します。


RTCバスとは?

ネバダ州の公共交通機関が運営する路線バスです。アメリカの現地バスと聞くと若干治安・サービスレベル的に心配を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、下記で説明する、観光客がよく使う2つの路線(DEUCESDX)は夜でも安心して使えますし、車内もキレイでストレスなく利用できます。


DEUCEとSDX


ラスベガス観光の基本的な交通手段となるのがDEUCE(デュース)とSDXです。この2つが自由に使えると、ラスベガス観光の幅が広がるのでおすすめです。

DEUCE

DEUCEは、ラスベガスのメインエリアのストリップ通りを行き来する路線です。24時間常に稼働しており、だいたい15分おきに運行しています。

DEUCE
こちらがDEUCE
2階建てで大きく、側面は広告いっぱい

南はマンダレイ・ベイホテルから北はダウンタウンまで、ストリップ通りの主要なスポットにアクセスできる路線なので、滞在中は使い倒すことになるかと思います。


ストリップエリアであれば、基本的にホテルのすぐ近くにバス停があります。

2階建てのバスとなっており、乗車時は前方のドアから乗ります。2階に上がる場合、上がるときは前の階段から、降りるときは後ろの階段からとなっています。

2階最前列は特等席(おじさん羨ましい)

SDX

SDXは、ストリップ通りのメインエリア+南北の観光エリアを含む快速バスです。SDXとはストリップ・ダウンタウンエクスプレスの略で、その名の通りDEUCEよりもバス停の間隔が広くなっています。

SDX
こちらがSDX

南はプレミアムアウトレット(サウス)から北はダウンタウンからプレミアムアウトレット(ノース)まで、DEUCEよりも広い範囲をカバーしています。一部ストリップ通りからルートが外れるため、Wynnよりも北のホテル(主にサーカス・サーカス)は通らない点に注意が必要です。

特にプレミアムアウトレット(南・北)や有名なラスベガスサインに行く場合にはSDXを使うことになります。

⇛ベガスのアウトレットについてはこちらの記事もどうぞ

ラスベガスサイン。人気写真スポットですが、
常に人が並んでいたのでほしほしは遠くからしか撮ってません

2両連結のバスとなっており、DEUCEのとは違ってどちらのドアからでも乗ることができます。


PASSの買い方

RTCバスのチケットは【時間制】となっており、2時間券、24時間券、3日券の3種類から選んで買います。その期間内は乗り放題です。

バスのPASSは、公式アプリでスマホ上で購入する方法と、券売機で物理的なカードを購入する方法の二通りがあります。

公式アプリで購入する方法

RTCバスはスマホアプリが洗練されていてとても使いやすいです。

rideRTC
rideRTC
開発元:Regional Transportation Commission of Southern Nevada
無料

アプリをダウンロードしたら、【Buy Passes】をタップし、買うチケットの種類を選びます。選択後はクレジットカード情報を入力します。

一番上の「Buy Passes」を選択します

「Strip & All Access」 を選択します
(Residentialは現地住民用)

使う時間に応じて券を選択します。
3日券=72時間券となります。

購入が完了するとホーム画面に購入したチケットが表示されるので、【Activate】をするとチケットが有効化され、QRコードを表示できるようになります。バス乗り口にリーダーがあるので、ここにQRコードをスキャンして乗る仕組みです。

バスのQRコード読み取り装置

券売機で買う方法

券売機でチケットを購入することもできます。ほとんどのバス停の前に自動券売機が置いてあり、ここで2時間券、24時間券、3日券を購入することができます。

こちらが券売機

アプリと同様にチケットの種類を選び、支払い方法(クレジットカードか現金)を選び購入します。

券売機でチケットを買うと黄色い物理的なカードになるので、バスに乗車したら機械に磁気部分をスライドさせます。

ちょっと分かりづらいですが、
この黒い機械の右上にある斜めの溝がそれです

ただなぜか一部この磁気カード用の機械がない乗り口もあったりするので、もし見つからなかったら気にせず乗り込んでしまって何ら問題ありません!大丈夫です。


バスがいつ来るか分かる便利アプリ:Transit

さてさて、ラスベガス観光の移動手段としてRTCバスをご紹介しましたが、だいたい15分間隔でバスが来るとは言っても、15分ただバス停で待ちぼうけするのはちょっともったいないですよね。

そこで活躍するアプリが、Transit(トランジット)です。
Transit • Subway & Bus Times
Transit • Subway & Bus Times
開発元:Transit App, Inc.
無料
このトランジットというアプリは、現在いる場所の近くで乗れるバスがあと何分でくるかを、バスの現在地点の表示とともに教えてくれる超便利アプリとなっているので、ダウンロードしておくとよいです。

Transitでの表示。あと1分でDEUCEが来ます。
今いるバス停にバスが向かってきているのがわかりますね。
アメリカの公共交通機関は信用できないことも多いのですが、ラスベガスのバスはTransit上の表示がしっかりしているので、けっこう効率的に動くことが可能です。


おわりに

以上、ラスベガスの交通手段として、RTCバスのご紹介でした。特にストリップ通りは見どころが多く、歩くと大変しんどいですので、ぜひバスを乗りこなして、快適な観光を楽しんでください!